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フェアトレード・ビジネスの課題 

 最近、益々フェアトレード(発展途上国の貧しい人達の経済的自立を応援する為に、彼らの商品を継続的に購入し応援し続けるビジネス)が注目されて来ている。フェアトレード商品の市場(マーケット)もどんどん大きくなっている。その結果、日本で流通するフェアトレード商品の種類も随分増え、それらの商品を扱うお店も増えた。「同じ買うなら、少しでも途上国の発展につながる商品を購入したい。」という消費者も増えている。そして、フェアトレードや社会起業家(ビジネスを通して様々な社会問題を解決する事業家)に興味を持つ人も随分増えた。

 しかし、これまでも書いてきたが、実際はフェアトレードで成功していくことは決して簡単なことではない。経済的に貧しい人々は、一般的に知識も技術も経験も乏しい。従って、商品の品質に問題があることが多い。「日本に届いた箱を開けてみたら違う商品だったり、がっかりするような仕上がりだった。」ということは日常茶飯事だ。このような多発するアクシデントに屈していたらフェアトレードなんてできない。とにかく根気強く付き合っていくしかない。一方、日本の消費者の目は世界一厳しい。ほんの少しのことでも返品の目に会う。このギャップを埋めていく作業は途方も無く長い道のりでもある。

 私も学生時代からフェアトレードに興味を持ち、色々なフェアトレード商品に触れ、生産者とも会って来た。結論的には、やはりフェアトレードで成功する為の一つの要素は「トップ・クオリティ(最高品質)」であること。「フェアトレードだから。貧しい人を助ける為に。」ではなく、「デザインが良いから。美味しいから。品質が良いから。」と商品力で他の商品に勝てなくてはならない。

 更にこれまでフェアトレード商品を扱うNPOや会社は、「フェアトレードに関心のある人」をターゲットとして商品を販売してきた。確かにそれも良いが、余りにもマーケット(市場)が小さすぎる。むしろ、フェアトレードなんて知っていようと、知らなくても、「この商品の品質の良さで購入した。」という人を増やさなくてはならない。その方がもっと市場が大きいし、彼らにこそフェアトレードを知ってもらい、自然に使って(消費して)もらうことが大切だ。

 フェアトレードを実践するNPOも会社もどんどん大手企業や一流企業に営業に行って、彼らの目にもかなうぐらいの商品を提案・提供しなくてはならない。そうするともっと市場も大きくなり、フェアトレードも成功するであろう。

 そしてもう一つ。NPOや社会起業で働いても、一般的なサラリーマンの平均年収と同じくらいの給料を払ってあげることだ。一般的にこのようなビジネスで働く人達の志は非常に高いが、給料面ではまだまだ十分とは言えない。もちろん、ビジネスが伸び無ければいくら給料をあげたくても無い袖は振れない。結局志があっても、家族も養えないようでは余程の強靭な心の持ち主でない限り生涯の仕事としては選びにくい。例えば、普通の人がサラリーマンになって、結婚して、子供を持って、家(マンション)や車を買うように、フェアトレードや社会起業で働く人達も同じようにできるくらいの(人並みの生活ができるくらいの)収入が必要だ。仕事を選ぶ時に、「フェアトレードや社会起業も他の一般企業や公務員と同じように普通に自然に選択肢に入る」時代にならなければならない。

まだまだ課題は多いが、全ては一歩ずつ。
「諦めなければ失敗はない。」
自分自身も含めて、フェアトレードや社会起業家を志す人が成功しなければ、広がって行かないし、次を継ぐ人も出てこない。フェアトレードを実践する人も、これからやってみたいという人も一つずつ頑張って行きましょう。

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コメント

フェアトレードの時代

鴨澤さん、いつもありがとうございます。カンブリア宮殿の「フェアトレード特集」は私も観ました。フェアトレードのマーケットは、まだまだ小さいとは言え、順調に成長しています。今後益々大きくなると予測されています。フェアトレードに限らずですが、日本国内や世界中の様々な社会問題をビジネスで解決する事業や商品が増えて、人々の自然な経済活動から皆で助け合う仕組みが必要です。これからはきっとそんな時代だと思います。

カンブリア宮殿

東京の港屋、鴨澤新です。いつも美味しいワインをご紹介いただき、ありがとうございます。

一昨日でしたか、風呂上がりにテレビを付けたら「カンブリア宮殿」というテレビ東京の番組に「フェアトレードジャパン」の社長(女性で外国人)が出演していました。ちらっとしか見ませんでしたが、フェアトレードにまつわる苦労話などを語っていました。

これからも港屋では、フェアトレードなど、社会的意義のあるワインを扱って行きたいと思ってます。三宅さんも頑張って下さい!

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